タイの国家体制

タイは、正式名称を「タイ王国」といい、タイ語では「プラテート・タイ」と言って「自由な国」という意味があります。タイは、近隣アジアでは唯一これまでどこの国の支配も受けず植民地にもなることなく、独自の文化と発展を遂げてきた国です。

現在の国王は、プーミポン・アドゥンヤデート大王で、1946年に即位して以来、実に60年にわたり国家元首として在位されており、2006年の6月に在位60周年の記念式典が催され、日本の天皇陛下や皇后陛下をはじめ世界各国の王室・皇室関係者がお祝いに参加されていました。
国家元首である国王は、政治の場には直接関わらず干渉もしないことになっていますが、タイ人の95%が信仰する上座部仏教の最高の体現者という立場でもあり、タイ国民にとっては尊く神聖な対象でもあるため、政治の場や国民への絶対的な影響力があります。
これまでにも、政情の不安定なときや対立が極化したときには国民の前で政治の流れを誘導し、政党のリーダー達もその教えに従ってきました。

その優れた人格と知性、卓越した行動力は国民からの絶大な支持と尊敬を集めており、タイ王国は、名実ともに国王の下に国民がまとまっている国とも言えるでしょう。