タイの経済

1990年代に入ってからのタイの経済成長は、新興工業国のトップレベルに達する勢いで、香港や韓国、台湾、シンガポールに続く5番目のアジア地域のリーダーに仲間入りする日も間近とも言われるようになってきました。その後、変動相場制へ移行して、IMFや日本の支援を仰ぎながら経済は順調に回復しました。

ちょうどその頃、日本も円高を背景として多くの企業がタイに進出し、タイの経済活動にも大きな貢献をしてきました。その結果、タイでは7月にバーツの切り下げに踏み切りましたが、その影響で自国のみならず東南アジア全体を経済危機に陥れることになったのでした。

2000年にはIMFからの短期借入期限前返還を可能にするまでになり、2002年末には健全な経済状況にまで回復して、その後も経済成長率が6%台を維持するまでになっています。ところが、1997年にこれまで20年間続いてきたアジアの好景気は破綻をきたし、タイもそれまでドルにリンクしていたバーツの切り上げが原因となったバブル景気に破綻をきたしました。

タイの経済は、1980年代後半から堅調に推移して順調な伸びを示し、東南アジア有数の経済国になりました。